インプラントリカバリー治療 | 監修:東京日本橋デンタルクリニック

インプラントリカバリー治療とは、インプラント治療が失敗したときに行う再治療のことです。インプラント治療は、医師の技術だけではなく精密な診断が求められます。正しく診断できなければ、正しいインプラント治療は行えません。また、治療計画についても身体の状態を考慮できていない内容であれば、インプラント治療の失敗に繋がるでしょう。

インプラントに異常がないにもかかわらず患部が腫れたり強い痛みを感じたりした場合は、インプラントの周りをクリーニングしたうえで抗菌薬を使用すると、問題が解消される可能性があります。しかし、インプラントがあごの骨にしっかりと繋がっていないといった根本的な原因がある場合は、インプラントを外さなければなりません。

このような事態は、事前に十分なカウンセリングと精密検査を行い、状態に応じた適切な治療計画を立てることで防げます。


治療後に不具合が起こることがあるTrouble

問題なくインプラント手術を終えたと安心していたものの、治療後の経過が悪く、痛みやしびれ、全身の不調、インプラントのぐらつきなどの症状が現れる場合があります。また、何となく違和感があるという場合にも注意が必要です。インプラント手術は難易度が高いため、経験不足の医師が行うことで失敗のリスクが高まります。

どれだけ医師のことを信用していたとしても、上記のような症状が現れた場合は、一度ご相談いただければと思います。インプラントに何らかの問題が生じている可能性があり、早めの対処が必要です。

対処が遅れると、インプラントが外れてしまうことがあります。逆に考えると、早めに対処すればインプラントの脱落を防げる場合があるということです。インプラントを再び埋め込むことになるかどうかで費用が大きく変わるため、お早目にご相談ください。


原因を調べる方法Method

当院では、インプラントの問題の原因を調べるために、次のポイントをチェックしております。

  • インプラントから血液や膿が出ていないか
  • 歯垢はあるか
  • 歯茎に炎症は起きているか
  • かぶせ物および人工の歯の周りの虫歯の有無
  • 炎症反応を調べるための血液検査
  • 精神的な問題があるか

このように、お口の中の状態を診るだけではなく、詳しい検査も行います。
お口の中に、どのような問題が起きているかを調べることで、インプラントの問題の原因を突き止められます。場合によっては、インプラントを除去せずに症状を改善できます。インプラントを除去して再びインプラントを入れることになれば、それだけ多くの費用がかかります。当院では、不要な治療ではなく患者様が必要とする治療を行うために、しっかりと診察・検査しておりますのでご安心ください。


他院のインプラント手術の
メンテナンスも行っておりますMaintenance

インプラント治療を受けたものの、その後引っ越してしまい、メンテナンスを受けられなくなったという方もおられます。当院では、他院でのインプラント治療後のメンテナンスも承っておりますので、お気軽にご相談ください。

インプラントのメンテナンスを怠ると、細菌感染だけではなくインプラント周囲炎というインプラントの歯周病になるリスクが高まります。そのため、メンテナンスではインプラントの状態を確認するだけではなく、クリーニングも行います。

もちろん、ご自宅でのブラッシングなどセルフケアも重要です。しかし、正しくブラッシングできない患者様もおられるため、セルフケアだけでインプラントのトラブルを防ぐことは難しいと言えます。歯科医院では、セルフクリーニングの方法も細かくアドバイスさせていただいておりますので、一度ご相談いただければと思います。