ドリルを使わない(骨拡大)インプラント | 監修:東京日本橋デンタルクリニック

ドリルを使わないインプラントとはNo Drill

インプラント治療では、あごの骨に穴を開けます。穴は、ドリルによって開けることになるのですが、必要以上に骨を削ってしまったり、神経を傷つけたりするリスクがあります。このような医療事故を減らすために開発されたのが、骨拡大というインプラント治療です。

骨拡大のインプラント治療では、あごの骨に穴を開けるときにドリルを使用しません。手作業で少しずつ骨を広げていくため、必要最小限の深さに留めることができます。


骨拡大のインプラント治療のメリットMerit

  • 出血量を抑えられる
    骨を削る量を抑えられれば、同時に出血量も抑えられ、身体への負担を最小限に食い止められます。
  • ドリルの使用による精神的な負担を減らせる
    ドリルで骨を削る際には、音や振動が起こります。これは仕方のないことなのですが、音や振動に不安を感じる患者様は少なくありません。ドリルを使わないことで、精神的な負担を抑えられます。
  • 手術時間が短い
    手術時間が長いと、それだけ患者様に精神的な負担をかけてしまいます。骨拡大のインプラント治療は手術時間が短いため、それだけ心身への負担を抑えられます。
  • 骨とインプラントが結合しやすい
    骨を多く削ると、骨とインプラントが結合しにくくなってしまいます。骨拡大のインプラント治療では、骨を削る量が少ないため、骨とインプラントが結合しやすいのです。
  • 全身の病気をお持ちの方にも適用できる
    高血圧や骨粗しょう症の方には、インプラント治療を受けられない場合があります。骨拡大のインプラント治療であれば、いずれの場合にも適用できる可能性があります。
  • 安全性が高い
    ドリルを使わず手作業で穴を開けるため、それだけ安全性が高くなっています。安全性については多くの患者様が心配されることですので、それだけ気軽に受けていただける治療となっています。

インプラント事故のリスクを抑えられるRisk

インプラント治療における医療事故は、その多くがドリルで穴を開けるときに起きています。神経が傷つくと、麻痺やしびれなどが残る可能性があります。よりよい人生をおくるためにインプラント治療を受けていただいたのに、このような結果になることはあってはいけないことです。当院では、骨に穴を開けることと、その際に神経や血管を傷つけないことにおいて細心の注意を払っておりますので、安心して受けていただければと思います。

そして、やはりドリルを使うのが恐いという患者様には、骨拡大のインプラント治療を受けていただくことがよいかと存じます。


どこの医院でも受けられるわけではありません。

骨拡大のインプラント治療は、心身への負担を抑えられるという大きなメリットがあります。そのため、多くの歯科医院や患者様から注目されています。しかし、骨拡大のインプラント治療は誰でも行えるわけではありません。難易度が非常に高いため、技術を持たない歯科医師が行うことで、インプラント治療の失敗に繋がる可能性があります。

当院は、骨拡大のインプラント治療を行える数少ない歯科医院の1つです。しかし、それでも骨拡大のインプラント治療を受けるのが不安という患者様もおられます。そのため、当院では患者様のお話をお伺いし、インプラント治療の方法やメリット、デメリットなど様々な情報を提供しております。そして、双方の同意をもってインプラント治療を提供しております。

歯科医師の独断でインプラント治療を行うようなことはございません。治療を受けてよかったと思っていただけるような歯科医療を提供いたしますので、インプラント治療をご検討の方はぜひ一度ご相談ください。