抜歯即時インプラント | 監修:東京日本橋デンタルクリニック

抜歯即時インプラントのメリットMerit

抜歯後すぐにインプラントを埋め込める

抜歯したところにインプラントを埋め込む場合は、抜歯によってできた傷が治るのを待ってからインプラント手術を行います。そのため、インプラント手術を受けるまでに期間が空いてしまいます。そうなると、歯がないことによって食生活や会話などに支障をきたし、心身に負担がかかってしまうでしょう。

抜歯即時インプラントであれば、抜歯後すぐにインプラントを埋め込めるため、治療にかかる期間を短縮できるのです。それに伴い、食生活や会話への影響を最小限に抑えられます。

術後の痛みや腫れが少ない

通常のインプラント治療では、歯茎を切開する必要があります。歯茎を切開することで、痛みや腫れが起こるため、インプラントを埋め込んだ後は食生活や会話に支障をきたす可能性があるのです。抜歯即時インプラントは抜歯と同時にインプラント体を埋め込むため、歯茎を切開する必要がありません。
また、抜歯後は治癒の働きが活発になるため、歯茎を切開した場合と比べて早くに傷がふさがるのです。

抜歯即時インプラントは早く普段の生活に戻りたい方におすすめの方法と言えます。

治療期間を短縮できる

抜歯即時インプラントは、抜歯と同時にインプラントを埋め込むため、従来の方法と比べて短い期間で治療できます。治療期間が長いと、それだけ食生活や会話に支障をきたすため、できるだけ早く治療を完了したいという方は多くいらっしゃいます。

骨が痩せにくい

抜歯したところの骨は、放置すると痩せていきます。抜歯即時インプラントであれば、抜歯したところの骨が痩せにくいため、口腔機能の低下を防ぐことに繋がります。


抜歯即時インプラントのデメリットDemerit

細菌感染のリスクがある

抜歯の理由が歯周病などの細菌感染によるものの場合には、抜歯したところで細菌が増えるケースがあります。そのようなところにインプラントを埋め込むと、手術後に細菌感染が起こる可能性があるのです。細菌感染が起こると、インプラントにトラブルが起こり、治療の失敗に繋がるケースもあります。ただし、最近では炎症している部分を徹底的に除去する技術が確立されているため、実際のところ細菌感染が起こる可能性はかなり低いと考えられます。

また、患部の滅菌も徹底しているため、抜歯即時インプラントを選ばない理由にはならないでしょう。もちろん、通常のインプラント手術と比べると細菌感染が起こる可能性は高くなるので、よく考えたうえで選択いただければと思います。適切な選択ができるように、ご理解いただけるまで、丁寧にご説明させていただきます。

骨の状態によっては適用できない

インプラント手術は、骨の量や質によっては受けることができません。これは、あごの骨にインプラントを埋め込むためです。抜歯即時インプラントは、従来のインプラント治療よりも骨の量や質の基準が厳しくなっています。そのため、従来のインプラント治療は受けられるが、抜歯即時インプラントは適用できないというケースもあるのです。

このように、抜歯即時インプラントはデメリットよりもメリットの方が大きいため、前向きに検討することをおすすめします。少しでもリスクを抑えたいのは、多くの患者様がお考えになっていることです。当院では、抜歯即時インプラントでもリスクを抑えられるように、感染対策を万全に期しております。抜歯後すぐにインプラントを埋め込みたい方は、一度ご相談ください。