インプラント治療を安くする方法 | 監修:東京日本橋デンタルクリニック
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  • インプラント治療を安くする方法

「インプラントを考えているが、高額な治療費で今一歩踏み出すことができない」と考えている方も多いのではないでしょうか?インプラント治療を検討もしくは歯医者に相談する前に知っておきたいことをまとめてみました。知っている、知らないでは大きく差がつくこともありますので、ぜひ参考にしてみてください。

インプラントを安くする方法とは

インプラント治療を安くする方法とは?

まずは、インプラントに係る費用について3つのポイントをご説明いたします。

ポイント1:インプラント体によって値段が違う

インプラントと言ってもメーカーや種類で値段が違います。1本7万円ほどの格安インプラント〜1本40万円ほどのインプラントなど、選ぶインプラントで値段で大きく変わってきてしまいます。また同じインプラント体でも歯科医院によって値段が大きく異なります。

歯科医院それぞれ、扱うメーカーや種類が異なることからこのように違いが生まれてしまいます。例えば、インプラントは世界中で100種類以上存在し、日本国内では30種類以上使用されているといわれています。メーカーによって規格が異なり、他社の製品と組み合わせることは基本的になく、同じインプラントメーカーによっても種類や大きさも異なることが挙げられます。一概にどのメーカーがよくてどのメーカーが悪いということは申し上げられませんが、安過ぎるのにはそれなりの理由がありますので何を使用するか、自分に合うインプラントは何かをしっかりと確認をすることをおすすめいたします。

ポイント2:GBRやサイナスリフトなどのオプション手術を回避する

「GBR(骨誘導再生)」や「サイナスリフト(骨造成術)」とは、あごの骨を増やす手術のことで、インプラントを埋め入れる際に十分な骨が無い場合などに利用されます。

骨が薄いなどの理由でオプション手術をしなければいけない場合ももちろんありますが、オプション手術を行なうので費用は更にかかってしまいます。ショートインプラントなどインプラント体を変える事でオプション手術が不要になり、結果として治療費用を抑えることもできます。

お口の状況にもよりますが本当にオプション手術が必要なのか、他の歯科医院でならオプション手術を行なわなくてもインプラント治療が行なえるのかなど、しっかりと検討することが必要です。

ポイント3:被せ物(上部構造)で費用を抑える

インプラントは、「人工歯根」といわれ、「アバットメント」といわれるインプラントの上で支える土台、「歯」の部分にあたる「被せ物(上部構造)」といわれるものの3つの構成でできています。人と話をしている際に見える部分はこの「被せ物」と言われる個所です。

この被せ物も様々な素材があり、何を選択するかによって、費用も異なってきます。例えば、金属でできている被せ物はいわゆる「銀歯」などといわれるもので、金属なので長持ちはしますが、見た目が天然歯(自分の歯)とは異なってしまう点や金属アレルギーの方などは適さないといったデメリットはございます。

また、セラミック(陶器)とレジン(プラスチック)のハイブリッドやオールセラミックやジルコニアといった様々な種類があり、より天然歯に近い色合いで見分けがつきにくく、機能的(これを歯医者では審美的と表現)な素材を選択すればするほど、費用もあがってしまいます。

どのように見せたいか、見られたいかによって選択する素材は変わってきますので、安くすませたい場合は、被せ物で費用を抑えることができますので、検討する際に知っておくとよいでしょう。

インプラントの費用について事前に知っておくべきこと

インプラントの費用について事前に知っておくべきこと

インプラントの費用を考える上で事前に知っておくべき2点をご紹介いたします。

ポイント1:インプラント治療を行う前に

インプラント治療を行なう前には、カウンセリングや事前検査など手術前にやるべきことがあります。例えば、血液検査や口腔内検査、レントゲンやCT検査、それを踏まえた上での治療計画などです。歯科医院によって、有料や無料の項目が異なりますので、トータルコストに差がでてきます。

当院ではカウンセリング・CT診断費用は頂いておりません。インプラント治療の種類のご説明やご予算の組み方など、何でもご相談を受けておりますので、まずはご相談いただき、患者様の歯科医院選びのお手伝いができればと考えております。

ポイント2:患者様の今のお口の状況

インプラントを行ないと考えていても、今のお口の状況によってはすぐに手術を行えない可能性もあります。例えば、歯周病であったり、虫歯があったりした場合、手術の前に治療をする必要があります。
インプラント治療の前に、虫歯の治療などが長引いてしまいますと、インプラント治療を行なうまでに日数がかかってしまいますし、治療費用もかかってしまいます。

こちらは患者様の毎日のお口のケアによって防ぐことで極力減らすことができますので、日々のお手入れはしっかりとしておくことは、インプラントを埋入する、埋入しないの前に、歯科医として健康なお口を保つことはその方の健康な生活を考える際に重要なことですので、お願いしております。

医療費控除制度の仕組みと活用

インプラント治療は自由診療となっていますので、公的保険対象外の治療です。そのため確かに費用は高額となってしまうのも事実です。しかし、医療費控除という仕組みがあり、そちらを活用いただくと治療費が一部返ってくる可能性があります。

医療費控除のポイントは下記5点です。
(1)1年間に10万円以上の医療費を支払った場合に還付されます
(2)所得の多い人が申告した方が戻ってくる金額が高くなります
(3)生計が一緒ならば医療費を夫婦で合算してどちらからでも申告ができます
(4)申告し忘れても、5年前まで遡って医療費控除を受けることができます
(5)通院で利用した交通費も合算できます(公共の交通機関に限る)

例えば、所得が600万円、1年間に支払った医療費の合計が40万円、保険金などで補填される金額が0円の場合、約9万円ほどが戻ってくる計算となります。(インプラントの種類と料金についてはこちら

この制度を利用することで、少しでもお得に治療を受けることが可能となります。

インプラント治療を安くする方法として、知っておくべき点をいくつかご紹介いたしました。治療費を安く抑える選択肢や控除を利用して返ってくるお金など、知っていれば、より治療を検討する上で予算との相談がしやすくなるのではないでしょうか?

検討しているけれど、まだ不安という方は、当院にご相談くださいませ。
皆様のご不安が少しでも解消できるよう丁寧にご説明させていただきます。