インプラント専門医と歯科医師の違いとは?

インプラント治療をしたいとお考えの方のお悩みとして「インプラントを受ける歯科医院をどう選んだらいいのか」ということが多く挙がります。特に外科手術を伴う治療のため、歯医者さん探しで二の足を踏んでいる方も多いようです。
今回は「インプラント専門医」についてご紹介したいと思います。専門医とはどのようなものか、普通の歯科医師とどのように違うのかなど、受診の参考にされてください。

インプラント専門医とは?

インフォームドコンセントの徹底

「インプラント専門医」という資格は、各インプラント学会が行っている認定資格で、インプラントについての研究をおこなったり、一定の規定を満たした歯科医師を「専門医」とする肩書を発行しています。インプラント治療の研究を行い、専門性を称号する肩書きを発行している団体はいくつかあり、各団体毎に認定基準や呼称が異なります。

  1. 「専門医」になるには
  2. 専門医という称号は、「インプラント学会」という機関の定めた研究機関に規定の期間以上所属していること、定期的な論文の提出、インプラント手術の規定経験数、学会等での研究発表などさまざまな条件を満たした歯科医師に与えられる資格です。

  3. 「認定医」や「指導医」って何?
  4. 歯科医院のホームページなどには「専門医」という表記だけでなく、「認定医」や「指導医」といった肩書を目にすることもあるでしょう。
    「認定医」は専門医の以前の呼び方であり、新しい制度になって「専門医」という呼び名になっており違いはありません。
    「指導医」は専門医よりもさらに学びを深め、条件を満たした歯科医師への肩書です。その名のごとく、インプラント専門医を指導することができます。

  5. インプラントを受ける歯科医院選びのポイントに
  6. 最近ではインプラントを施術している歯科医院も増えてきています。しかし、知識や技術の経験値、診療方針は医院によって差があります。
    そのような時に歯科医院を選択するひとつのポイントとして「インプラント専門医の肩書があるかどうか」に注目してみましょう。診断や治療法において適切な選択と高度な技術を持っている歯科医師を選ぶための基準として活用できます。

インプラント専門医から治療を受けるメリットは?

インプラント専門医であってもそうでなくても、インプラント治療をすることは可能です。「専門医」から受けることのメリットはあるでしょうか。これも歯科医院を選択するにあたって参考になりますので、ぜひ知っていただきたいと思います。

  1. 患者さんにとって最大の安心感につながる
  2. 専門医制度は、その学会が定める厳しい認定制度をクリアしたものにのみ与えられるため、膨大な量と知識と高度な技術、一定の臨床経験数を持った歯科医師のみが保持している肩書です。専門医の在中する歯科医院で治療を受けることは、患者さんにとっても信頼感が高く、安心して治療を受けることができるのではないでしょうか。

  3. 最新の知識や技術を受けることができる
  4. インプラント専門医制度は一度取得すれば誰でも専門医になれるわけではありません。資格継続のためには更新が必要で、学会への出席はもちろん、3年以上経過した症例の3ケースを基にレポートを5年に1度提出等(学会により異なる)が必要になります。
    インプラント専門医は継続的に最新知識や技術を学んでいる証であり、その最新知識・技術を受けることができる歯科医院であるという目安になります。

  5. 特殊な症例にも対応してもらえる可能性が高い
  6. 歯を喪失した状況によっては、普通にインプラントをおこなうことが難しい症例もあります。そんな時には高度な知識や豊富な症例の経験を持った専門医であれば適切な対処法をおこなえる可能性が高くなるでしょう。

  7. あくまでも「目安」に…
  8. これまでご紹介したように、ホームページなどに「専門医」と掲載されている場合、知識や技術等信頼できる歯科医院を探す目安にはなりますが、必ずしも腕の良い歯科医師であるという保証とはいえない部分もあります。
    専門医として登録していなくてもインプラントが得意な歯科医師は沢山います。決め手はやはり歯科医院に出向いてしっかりと説明を受け、理解し、納得のいく治療をしてくれる歯科医院を探すことです。

インプラントを受ける歯科医院を決めるポイント

インプラント治療を受ける歯科医院を選ぶためには、専門医だけにとらわれず、広い視野でさまざまな角度からリサーチし、後悔しない歯科医院選びにしていただきたいと思います。「専門医」という肩書き以外に、選択するにあたってのポイントをご紹介します。

  1. 十分な説明をしてくれるか
  2. インプラントは外科手術を伴います。また、保険適応外のため高額な治療費です。カウンセリングを受けて不安がある場合はセカンドオピニオンを受けることも良いでしょう。そのうえで患者側が十分理解し、納得のいく説明のために時間をかけてくれる歯科医院を選びましょう。

  3. 設備は整っているか
  4. インプラントにはさまざまな事前検査が必要です。歯科用CTをはじめとする設備は、できるだけ最新のものが精度も高くなりますし、最新の滅菌設備や個室オペ室の有無など、できるだけトラブル回避のための設備が整った歯科医院を選びたいものです。

  5. 治療費が明確であるか
  6. インプラントにかかる治療費は保険適応外のため、価格設定は自由診療となっています。広告されている費用にどのような項目が含まれているのかによって、総計が変わります。インプラント手術費用が安価であっても、メンテナンス費用が高額であったりする場合もあるため、治療費が明確に提示されているかどうか、内容をしっかり確認しておくことをお勧めします。

    まとめ

    「インプラント専門医」は歯科医院を探して選択するひとつの大きな目安となる肩書です。しかしそれだけを鵜呑みにするのではなく、これまでの症例経験数やカウンセリングなどさまざまな角度からしっかりとリサーチして選択してください。そしてカウンセリング時にはどんな些細なことでも疑問は残さないようにし、十分に納得して治療を受けるかどうか判断することをおすすめ致します。